火曜日, 8月 09, 2011
高層天気図 : upper air chart
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試験前なのでまとめてみる。
《300hPa 天気図》----------------------------
高度 : 9〜10 km
対流圏上層の代表 ....ジェット気流の追跡に使う
①ジェット気流の位置の把握
②ジェット気流と雲分布、地上の前線系をチェック
③乱気流の可能性がある位置を推定 → 風速 100kt を超える領域
《500hPa 天気図》----------------------------
高度 : 5〜6km
中層大気の特徴 .... 渦度解析図などのチェック、ショワルターの安定指数チェック
①総観スケールの、トラフ、リッジの確認
②トラフ、リッジの等温線の関係をチェック
③トラフの軸の傾き具合のチェック
④強風軸の概略をつかむ
⑤寒気の強さをチェック
-30℃域:雪
-35℃域:大雪
* ショワルターの安定指数(Showalter's Stability Index)
SSI = T500 − Tp
= actual - lifted
SSI -3 〜 0 : にわか雨
-1 〜 -3 : 発雷
-3 以下 : 強い雨
《700hPa 天気図》----------------------------
高度 : 3km 付近
①湿域と雲分布から、中下層雲の広がりを把握
②トラフ、リッジおよび気温のずれをチェック(傾圧か順圧か)
レーダエコーなどもチェック
《850hPa 天気図》----------------------------
高度 : 1 〜 2km
自由大気の最下層(地表の摩擦、熱を無視できるくらい)
....前線解析利用
①総観スケールの気圧配置概要をつかむ
②前線解析
③前線付近の流線解析 → 収束、発散をみつける
④下層雲の広がりを把握
⑤下層ジェットの存在確認 (40kt 以上)
850hPa の気温が -6℃で雪(-6℃の等温線より北側で降る)
* 地上から上空まで氷点下でも降る。
850hPa の風速を 0.6 から 0.7 倍すると地上風に。
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