作者が、足掛け37年かけて執筆し、今年の春に文庫版がでてたのを機によんでた。
そもそも1作目をいつ読み始めたか、記憶が曖昧になってきてる。二十歳そこそこの頃に、宮本輝の小説にはまった頃だから、四半世紀前くらいからだろうか。。。
新作がでるたびに、1巻からよみなおし、今回は完結版までの全9巻を読み終えた。
いやー、長かった。
父と子というテーマは小説じゃありふれてるけど、濃縮されてたなぁとおもった。
いままで見てきた小説で印象に残る父親像として
ヘルマン・ヘッセの「少年の日の思い出」
向田邦子の「寺内貫太郎一家」
山崎豊子「沈まぬ太陽」「大地の子」
。。。
などがあるだろうか。。。
四半世紀前に読み始めた頃は独身だったが、いまじゃヒトの親となり、主人公に対する見解もちょっとずつ変わったかも。
小説はいつも寝しなに、ふとんに入ってヘッドライトをつけて読んでる。
最終巻で、主人公の父は、なくなるのだが、丁度、ヘッドライトの電池がきれた。
しかも、よくよく考えると、今日は父の日。
加えて、今週は 僕の父親(数年前に他界)の誕生日だったなーと思い出す。
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