日曜日, 9月 07, 2025

名作劇場 : masterpiece theater, shaolin wooden men

BS で「木人拳」やってた。

多分、ジャッキーの作品で、一番の名作じゃないかなぁと思う。

父親の仇を倒すために、少林寺に入山するという大筋だが、色んな 枝葉情報がある。

まず、ジャッキーが、まだ一重まぶた だということ。
有名俳優へと駆け上がる頃の姿が、劇中で武芸を習得して向上していく様と重なる。

木人という機械にツッコミを入れたくなるとこだが、皆の迫真の演技で、その違和感をかき消してしまう。

アナログ フィルム時代の格闘シーンでは、たまにコマ飛びがあり、あの時代の編集環境を考えると、かなり職人芸じゃないかと思う。
ジェイソンボーン シリーズとかで、臨場感のある格闘シーンが、多出するが、ジャッキー目線のカメラワークとかをみると、全然負けてない気がする。

少林寺入山時のジャッキーは、ひ弱な 青年で シャツを来て修行してる。
後半にいくにつれて 上裸シーンが増え、筋肉の成長を表現するためだったのかなと思った。

口が聞けずに「だんまり」という あだ名 をもらってるが、まわりに やさしくしてくれる3人のキーパーソンがイイ味だしてる。

・酒飲みの僧侶
....遠回しに、酔拳を通じた、足腰の鍛錬をさずける
・他寺の尼僧
....バランス感覚を磨く、蛇意八歩 の拳さずかる。
また、急所を狙わず、武道の精神性を説く

・ファーツウー(法愚)
....師匠でもあり、父の仇
木人巷を 通過するにたる 技術をさずける


ファーツウーに受けた恩と、仇としての葛藤。
そして、恨みを晴らすまで、口を閉ざしてた という 衝撃の事実。
....声優さんの報酬額が気になる。

先代の館長の、目つぶし 。。。
谷崎潤一郎の「春琴抄」なみの、衝撃。。。

中川家がよくモノマネする 、ファーツウーが死ぬラスト シーン。。。

「ミラクル ガイ♫」という挿入歌。。。

どれをとっても、外せないパーツだ。。


過酷な修行シーンも大好きだ。
「酔拳」で、クルミを割ったり、鉄棒に足でぶら下がり、柄杓で水を汲む。。。ってのがあったり。

木人拳のなかでは 腕立て伏せ の肩甲骨 が圧巻だ。。
しかし、この背中の巨石、館長が 載せたんかな。。。








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